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神社の歴史

東京都内だけでなく、神奈川県や埼玉県、千葉県からも多くの参拝者が訪れる「羽田神社」。鎌倉時代に創建された羽田神社は、羽田空港から近いこともあり、ご旅行前に航空安全祈祷に訪れる方や航空関係者の参拝があります。こちらでは、そんな羽田神社にまつわる歴史についてご紹介します。

羽田神社が航空安全祈祷に特化した神社になった理由

神道制度には「氏神様制度」というものがあります。氏神様制度では、神社周辺の地域を氏子地域と定めており、その地域に住んでいてその神社を信じている人のことを氏子と呼んでいました。羽田神社の氏子地域は、現在の大田区羽田1丁目~羽田6丁目と、大田区本羽田1丁目~本羽田3丁目、大田区羽田旭町、大田区羽田空港1丁目~羽田空港3丁目にあたります。

羽田空港もこの氏子地域に含まれていたため、昔から羽田神社では航空安全祈祷をする人の参拝が多く、航空安全祈祷に特化した神社になった理由の1つだと考えられています。

羽田神社の歴史を語るうえで欠かせない羽田空港

羽田神社が航空安全祈祷の神社になっていく歴史は、羽田空港の歴史と直結していると言っても過言ではありません。

羽田空港ができたのが1931年(昭和6年)8月、「東京飛行場」として誕生しました。当時は滑走路1本の飛行場でしたが1938~1939年にかけて拡張工事が行われ、滑走路が2本になっています。

その後、戦後のアメリカ統治時代を経て、1952年にほとんどの施設が返還となります。その際に、呼び名も「ハネダエアベース」から「東京国際空港」になりました。その後1958年7月に全面返還され、日本が世界中の国々と交流を深める際に不可欠な日本の空の玄関口として活躍します。

そんな羽田空港も、現在では4本目の滑走路となるD滑走路も加わり、1度は成田に移行された国際線も復活し、さらに利用者が増えたことで羽田神社は航空安全を願う大勢の人で賑わっています。

羽田神社では、航空安全祈祷の他にも縁結び、病気平穏においても厚く信仰されています。羽田神社に足をお運びになる際には、大田区の文化財に指定されている羽田富士の鳥居や大黒天様、狛犬などにも注目されてみて下さい。

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